アレハンドロ・バルベルデがモビスターと2021年まで契約延長

アレハンドロ・バルベルデがモビスターと2021年まで契約延長

2019-06-28 0 投稿者: gachihin.com

世界王者は引退後もスペインチームに関わり続ける予定だ。

Photo: Getty Images

アレハンドロ・バルベルデはMovistar Teamと2021年末までの契約延長に同意。さらに、引退後3年間はチームの開発部門及びアンバサダーとして、このスペインのワールドツアーチームに関わる意思があることを明かした。

ムルシアの地元ニュースによると、バルベルデとモビスターの契約延長と共に、日曜日に開催される、ロードスペイン国内選手権への参加準備を整えている事も明らかになった。

今年のリエージュ~バストーニュ~リエージュ直前のトレーニングでの落車で仙骨の骨髄浮腫を患い、ジロ・デ・イタリアの欠場を余儀なくされました。
しかし、直近のルートド・オキシターニでの勝利し、ナイロ・キンタナ、ミケル・ランダと共にツール・ド・フランスへの出場が確認されました。さらに今年のブエルタ・ア・エスパーニャにも出場する予定です。

4月に39歳になったバルベルデは、引退の年の前の2020年東京オリンピックを自身のメインターゲットに設定。

「契約延長が出来てとても嬉しい。皆知っての通り、Movistar Teamは自分の家みたいなものなんだ。自分はいつもチームを愛し、リスペクトを持っている。だから、後2シーズンもここに居続ける事が出来て本当に嬉しいよ」
バルベルデはMovistarチームマネージャーの エウセビオ・ウンスエー 氏と共にこう語った。

「(この延長は)自分がレースに一生懸命に、そして楽しむ自信と安心を与えてくれた。だから自分は出来る限りさらなる勝利を目指し、それだけではなく、チームメイトの大きな勝利のために、チームの将来の為にサポートもしたい」

バルベルデは2002年にプロに転向し、彼の世代で最も成功したスペイン人ライダーの一人となっています。彼はリエージュ~バストーニュ~リエージュを4回、フレッシュ・ワロンヌを5回、さらに2009年のブエルタ・ア・エスパーニャを含む125回のレースで優勝を手にしました。
 しかし、彼はオペラシオン・プエルト(スペイン警察のドーピング摘発作戦)で血液ドーピングのスキャンダルが発覚し、2010年と2011年の2年間出場禁止処分を受け、2012年にMovistarの一員としてレースに復帰しました。

2017年にバルベルデはツール・ド・フランスのタイムトライアルで膝を骨折。しかし、2018年のシーズンはこれまで以上に調子を上げ、ついにはインスブルックの世界選手権で念願の世界チャンピオンのタイトルを獲得しました。

「オペラシオン・プエルトについてはもう聞いてこないで欲しいね
彼は去年10月の世界王者として初のレースでのインタビューでこう言いました。さらに
「それについてはもう過ぎたことだし、今更話す事なんて無いよ。あれ以来、自分が何者であるか十分証明したと思う。その質問は本当に馬鹿げてるよ」

チームマネージャーのウンスエー氏はチームの発表でこう述べています。
「私たちはアレハンドロのような偉大な男と長い間楽しんでこれたことを光栄に思っています。」
「彼は私たちに大きな成功をもたらしました。彼が勝利を手にしなかった時も、多くの教訓を与えてくれたのです。ツール・ド・フランスでの大怪我の後、2017年のうちに彼は回復しました。スポーツの世界で20年近く経っても成功を追い続ける彼の回復力、そして、彼と出会ったり、一緒に働く人皆に愛される彼の愛想のいいキャラクターは、彼が私たちにとって必要不可欠な人物であるとともに、レース内外でリーダーである要素でもあります。」
「彼がキャリアを終えるまでの2年間、彼がレースを楽しんでくれることを願っています」