ツール・ド・フランス2019優勝候補ランキング 1位から5位まで

ツール・ド・フランス2019優勝候補ランキング 1位から5位まで

2019-06-26 0 投稿者: gachihin.com

マイヨ・ジョーヌ候補が最終調整のレースでどのようなパフォーマンスの影響を受けたか。ツール・ド・フランス2019の開幕まであと11日に迫りました。そこで、Cyclingnewsが本命選手のうち誰が最もツールのスタートを見据えているか最新の情報をもとにまとめています。

photo: Bettini Photo

1 ヤコブ・フルサング(Astana)

概要: フルサングが今年初めのレースに上位ランクインした時は皆驚いただろうが、彼は毎月のレースでしっかり結果を残しリードしたことで、彼のポジションを断固たるものとしました。
当然のことながら、フルサングのツールでの3週間における実績に疑問符は残りますが、彼の今年のパフォーマンスについて疑問を持つ人はほとんどいません。クリテリウム・デュ・ドーフィネは、ツール前の最も重要な評価基準であり、そこでの勝利がこのランキングの1位の最もな理由です。山岳での評価として、リエージュ~バストーニュ~リエージュとブエルタ・ア・アンダルシアでの勝利に加え、 ティレーノ〜アドリアティコ 、ストラーデ・ビアンケ、フレッシュワロンヌ、アムステルゴールドレースでの表彰台、これらの結果を見れば、34歳の彼は今最もマイヨ・ジョーヌに近い選手といえるでしょう。
 それに加え、彼のチームが素晴らしいシーズンを過ごしている事にも注目です。フルサングの周りには強力なアシスト、サポートが居るという事です。

ハイライト:ドーフィネ総合優勝 (3年ぶり2度目)
懸念点:ドーフィネでのステージ優勝なし
次に出場するレース:ツール・ド・フランス

2 エガン・ベルナル(Team Ineos)

概要:ベルナルは当初ジロ・デ・イタリアでTeam Ineosのエースとして率いる予定だったので、ランキング1位とする予定でした。(落車による出場辞退により取り消し)しかし、直近のツール・ド・スイスでの勝利のおかげで彼の評価は固まりました。それはボルタ・ア・カタルーニャ以来、つまり復帰後最初のステージレースでもあり、22歳の彼は怪我から迅速に立ち直る能力を証明したと共に、彼がツールでの重要な要素であることを証明しました。

ツール前の重要な前哨戦のツール・ド・スイスでの勝利は彼をマイヨ・ジョーヌの本命候補として否定することは出来ません。そして多くの評論家が彼をプロシーンのトップでチームメイトでもあるゲラント・トーマスと同じレベルにいると評価しています。
確かに、ツール・ド・スイスはドーフィネより高い評価はありませんが、ベルナルの走りは、かなりインパクトがありました。彼は明らかに最強レベルのクライマーであり、FlumserbergとSan Gottardoでいとも簡単にアタックを決めた。さらに、第8ステージのタイムトライアルで、タイムトライアル世界王者のローハン・デニスにわずか19秒差のロスでステージを乗り切り、イエロージャージを守り抜いた事を見れば、彼が単なるクライマー以上の選手であることを物語っている。
クリス・フルームの欠場、ゲラント・トーマスの調子に疑問符がまだ残っているので、今年彼が勝利しても誰も驚かないでしょう。「 もしGが僕より調子が良かったら、アシストに徹するよ」とベルナルはトーマスについて語っています。

ハイライト:ツール・ド・スイス総合優勝(今年のワールドツアーレベルでパリ~ニース以来2回目の勝利)
懸念点:ツールでのエースはシーズン当初からの予定ではなかった為、調整が完璧ではない可能性。しかし見事に再調整を行っている。
次に出場するレース:ツール・ド・フランス

photo: Getty Images

3 アダム・イェーツ (Mitchelton-Scott)

概要:イェーツの事を正確に知るのはかなり難しい。彼は6月まで素晴らしいシーズンを過ごしていたし、ドーフィネでリーダージャージを掴んだ時、コンディションはさらに良くなっているように見えた。しかし、第7ステージで順位を落とし、最終日にレースをリタイア。彼は胃腸の問題に苦しんでいたことが明らかになったのだ。

胃腸の問題はランキングから遠ざける要因にはなりません。なぜならドーフィネでのタイムトライアルで十分実力を証明したからです。
彼がしっかり回復できたなのならば、ツールでの重要な要素となるでしょう。

ハイライト:ドーフィネでのタイムトライアル6位という結果は彼の弱点であったタイムトライアルを克服し、彼の武器に変えたと言えるでしょう。
懸念点:ドーフィネでのリタイア
次に出場するレース:ツール・ド・フランス

4 ティボー・ピノ(Groupama-FDJ)

先月のツール・ド・アインでの勝利の後、ピノはドーフィネで総合5位を獲得。
ツール出場も確認された。フランス人のタイムトライアルパフォーマンスは激しく不安定なもので、第4ステージは12位といった具合だ。彼はまだ表彰台に上るに値する走りをまだ見つけられていない。彼はドーフィネ第7ステージで4位だったが、その苛立ちを最終ステージの登りで発散するように確実に登坂をこなしていた。その走りはルーラーとしても適しているとみられる。
「自分は自分自身を安心させるためにここに来た。そしてその目的は達成された」
「しかし、自分は競技者であり、レースに勝つために結果を出したい」
彼はこう語る。この苛立ちはいい意味で彼のハングリー精神を湧き立てるであろう。彼はツールの道のりよりも大きなエネルギーを内に秘めていると感じている。

ハイライト:ツール本命選手たちとの戦いで積み重ねた堅実な結果
懸念点:レース中の苛立ち。特に悪天候時で調子を崩しやすい。
次に出場するレース:ツール・ド・フランス

5 ナイロ・キンタナ(Movistar)

概要:また別のドーフィネTOP10といえばキンタナだ。ブエルタ・ア・サンファン8位、ツアー・コロンビア5位、パリ~ニース2位、 ボルタ・ア・カタルーニャ 4位。ドーフィネでの9位という結果は彼らしくない結果といえるだろうが、彼は彼の強みを十分発揮していなかったし、彼のタイムトライアルは十分まともであった(TTステージ18位)
ただ、第7ステージの山頂フィニッシュに彼は失望したであろう。彼はゴール11km手前でアタックを仕掛けるも、総合勢のグループに吸収されるや否や、ゴール数km手前でドロップアウト。
多くの選手が4月末以来レースをしていない中、キンタナの最後のレースは4月6日の グラン・プレミオ・ミゲル・インドゥライン だった。つまり彼はほかの選手よりも早くトレーニングに入り、自分自身を取り戻そうとしている。

ハイライト:ドーフィネTOP10
懸念点:彼のアタックが大きなタイムロスを生む可能性
次に出場するレース:ツール・ド・フランス

若干ニュアンスや比喩の関係でかなり適当翻訳です。すみません。
情報元: http://www.cyclingnews.com/features/form-ranking-tour-de-france-2019-favourites-pre-race/