ツール・ド・フランス2019優勝候補ランキング(6位から10位まで)

ツール・ド・フランス2019優勝候補ランキング(6位から10位まで)

2019-06-27 0 投稿者: gachihin.com
photo: Bettini Photo

6 ミケル・ランダ(Movistar)

概要:ランダはジロで4位を獲得して以来レースには出ていません。その為多くの情報を得る事は難しいです。彼はアルプスで最終週の山岳に向けてトレーニングを重ねていて、モビスターでのリーダーシップをキンタナと共に共有していると言っています。それは彼にとってチャンスになるため、いい方向に進むということを示唆しています。

ハイライト:キンタナのドーフィネの結果は納得行くものではないため、モビスターのエースはまだ確実に決まっていない。つまりチームに柔軟性を持たせているということを意味している。
懸念点:ジロとツールのダブルツール出場のため、身体的に厳しいところがある可能性。
次に出場するレース:ツール・ド・フランス

photo: Getty Images

7 リゴベルト・ウラン (EF Education First)

概要:ウランはパリ~ニースでの鎖骨骨折の為、厳しいシーズンを過ごしていて、彼が快調に向かっているということをチームとしても必要としていました。
ドーフィネとスイスを欠場することを選び、彼はルートド・オキシターニに出場、2つの山岳ステージで、3位と4位を獲得し、彼が最終的に表彰台に上るきっかけとなりました。先ほど、ドーフィネがスイスより重要度が低いと話しましたが、オキシターニがさらに低いということも言わなければなりません。しかし、表彰台は表彰台であり、彼の心理的な後押しになった事は確実といえるでしょう。

ハイライト:オキシターニでの表彰台
懸念点:彼は今シーズン19日しかレースに出場しておらず、8ステージのドーフィネや9ステージのツール・ド・スイスを蹴って4ステージのオキシターニを選んだ事は少し驚くべき事です。
次に出場するレース:ツール・ド・フランス

photo: Getty Images

8 ダン・マーティン (UAE Team Emirates)

概要:ピノのように、攻撃的なレースを好むアイルランド人のマーティンは、積極的なレース向けではないドーフィネに少し苛立ちを覚えていましたが、それでも彼はツールに向けてレースに出場し、堅実に週末を楽しんだ。
マーティンは4月にバスク一周で2位を獲得したが、その後病気にかかり、フレッシュ・ワロンヌとリエージュ~バストーニュ~リエージュの両方を欠場。つまりアルデンヌクラシックを無駄にしてしまった。
ドーフィネは彼の(復帰後?)初のレースであり、8位という結果は心強い結果でした。タイムトライアルと第2ステージでのミスが目立ちましたが、第7ステージの山頂フィニッシュではピノとイェーツと共に5位でフィニッシュしました。
「いいコンディションでドーフィネに出場したし、まだ調子は上がっている感じだよ」との事。

ハイライト:ツールの為にしっかり基礎トレーニングを積んでいる。
懸念点:タイムトライアルに苦手意識がある(ドーフィネで悪化が見られたのはバルデのみ)
次に出場するレース:ツール・ド・フランス

photo: Bettini Photo

ロマン・バルデ (AG2R La Mondiale)

概要:2016年と2017のツール・ド・フランスで表彰台に上り、バルデはフランス人にとって大きな希望でした。しかし、彼は去年のツールで惨敗し、今年も調子は上向きではありません。彼の評価はこのように落ち着きました。そして、今現在、多くの人がピノーがフランス人の希望として見出している模様です。

ドーフィネは4月末のリエージュ以来バルデの最初のレースでしたが、彼は明らかに彼の強みである山岳で力を出すことに苦労していた。彼はTOP10でレースを終えたが、レース運びに満足できなかったと述べています。
翌日、モン・ヴァントゥチャレンジに出場し、他チームを駆逐するよう目標を立てましたが、結果的にただヘスス・エラダに負けただけになってしまいました。ドーフィネでの8日間の疲労があるとはいえ、 エラダのアタックを簡単に潰しにかかってくるやり方はバルデの士気を削ぐものだったに違いありません。 ただ、彼は自信をもってツールに挑んでくることでしょう。

ハイライト:ドーフィネでの調子は、彼が不調というよりは、彼にとって相性の悪いコースだったといえる。
懸念点:彼の
致命的な欠点であるタイムトライアルは、ドーフィネでの結果を見るに未だに克服できていないことを示唆している。
次に出場するレース:ツール・ド・フランス

Photo:Tim de Waele

10 ステフェン・クライスヴァイク(Jumbo-Visma)

概要:オランダ人の彼は今シーズン堅実に過ごしてきました。そして、ドーフィネで総合9位で最終日に突入しましたが、胃の不調の為リタイア。前日の第7ステージでタイムを大幅に失っていましたが、原因は胃の病気ということで説明がつくかもしれません。
不利ではありますが、イェーツ同様彼のチャンスに深刻な影響を与えるものではないと考えられます。
彼はここ数日間アルプスでトレーニングに励んでいるそうです。

ハイライト:ドーフィネのタイムトライアル4位かつ、ピュアクライマーに大きな遅れを取らなかったことはいい前兆でしょう。
懸念点:今年出場した4つのステージレースで4回TOP10を取れたはずでしたが、病気で逃してしまった。
次に出場するレース:ツール・ド・フランス