
グレッグ・レモン「バルベルデが本当に5kg減量したならツールに勝つだろう」
ツール3勝の男、レモンが今年の本命選手を語った。

1986年、1989年、1990年と3度のツールを征したチャンピオン、グレッグレモンはベルギーのスポーツ番組「Sporza」でMovistarのアレハンドロ・バルベルデが今年のツールに勝つだろうと語りました。
土曜日のツールオープニングステージでレモンに誰が本命選手かと尋ねた時、レモンは科学的に、パワーウェイトレシオのセオリーに乗っ取って考え、スペインのベテランが最も勝つ可能性が高い選手だと答えました。
「バルベルデが5キロの減量に成功したって何度も耳にしてね。もし本当に5キロ減量していて、コンディションも(過去同様に)維持しているなら、数学的に考えて彼がツールに勝つと思うね」
「数学的に考えて、勝つと思うよ。5キロの減量は登りで6分早くなるんだ」
「減量は非常に重要だね。ただ、普通はその分の代償を払うことになるんだよね」
レモンはこう語った。
レモンはさらにクリス・フルームが居ないことで、今年は「オープンな」ツールになると語っている。
既にツール4勝を手にしているフルームは、6月のクリテリウム・デュ・ドーフィネでの落車により欠場している。
「ただ、勿論常にゲラント・トーマスも評価しないといけないよ。彼ら(Team Ineosのリーダーたち)はそれほどレースをこなしてきていないので、今彼らがどんな調子なのかを知ることが出来ない。ただ、私は彼(トーマス)がかなりいいコンディションであると思うね」
「実際どうなるかは分からないけど、Ineosのチームメイトのエガン・ベルナルもいるしね。ただ彼はまだ若いね」
「それにティボー・ピノ、ロマン・バルデ、リゴベルト・ウラン、ナイロ・キンタナもいるしね。今年は個人タイムトライアルが1回しかないから、クライマーに有利なツールだよね」
「誰が勝つか分からないオープンなレースになるだろうね。自分が現役だったら今年のツールは出場しないかな。タイムトライアルが好きだったんだ。だから今年のツールはオールラウンダーよりクライマー向けのレースだね」
レモンはこう語った。