新フランス王者バルギル「引退も考えていた」

新フランス王者バルギル「引退も考えていた」

2019-07-01 0 投稿者: gachihin.com

Arkea-Samsicのエモーショナルなリーダーはフランス国内王者のジャージを着てツール・ド・フランスに挑む。

Photo:Getty Images

ワレン・バルギルが日曜日に開催されたロードレースフランス国内選手権で優勝。彼が不調だった数シーズン中、スポーツをやめることを考えていたと明かしました。
来週土曜日にベルギー・ブリュッセルで開幕するツール・ド・フランスに27歳のArkea-Samsicのリーダーは、ナショナルチャンピオンのジャージを着て走るでしょう。

バルギルは勝利の後、再び成功を掴んだことに、「リベンジ」の感覚はないと語った。

「僕が思うにサイクリングの中にもサイクル(めぐり合わせ)があると思うんだ。僕は超人でもなんでもないし、厳しい時期を経てきたけど、それは復讐じゃないんだ。僕はいつも脚(力)を持っていたよ。
ただ、見失っていたその力をまた見つけ出すことが出来たんだ。まるで自分の闘志や士気を見つけ出したかのようにね。自分自身にとても満足しているよ」

彼はレースの勝利後、チームのウェブサイトでこう語っている。

Team Sunweb時代、2017年のツール・ド・フランスでバルギルは山岳賞ジャージとステージ2勝を獲得し、さらに個人総合10位でレースをフィニッシュしている。その後、彼の現在のチーム、当時のFortuneo-Samsicに移籍し、2018年シーズンを過ごした。

その変化に伴い、その後彼の不運の重なりや成績不振が起こり、その後2シーズンにわたって様々なクラッシュがバルギルのゆく道を塞ぎました。3月末、スペインのバルセロナで開催されたボルタ・ア・カタルーニャの最終ステージでクラッシュし、骨盤を骨折し、国内選手権はレース復帰直後のレースでした。

「簡単じゃなかったよ」
バルギルは続けて、
「僕は自転車を辞めようと思っていた時期があった。ただ、妻が僕を大いに支えてくれて、結果的にあきらめなかったんだ。これが人生なんだと思う。辛い瞬間も良い瞬間もある。そして、このくらいの不調、不運はあきらめる程のものじゃないと理解したんだ。
僕を救ってくれた妻、家族、そしてチームに感謝しているよ」

「自転車を辞めたら、1週間後、そして僕の生涯にわたって後悔することになるって自分に言い聞かせたんだ」

男子のロードフランス選手権は過去3シーズンにわたってGroupama-FDJのライダーが優勝していたので、象徴的なトリコロールカラーのジャージをプロコンチネンタルチームが持ち帰ることは、4つのワイルドカード招待枠にとっても特別なものになります。

「明日(月曜日)ナショナルジャージで回復走をする予定だよ」
「本当に誇りに思うね。このジャージを着てツールで走るなんて、信じられない。素晴らしいことだよ」


「僕の目標はステージ優勝を狙うことだよ。ただし、チャンスを無駄にした去年より、もっと賢くね」と彼は付け加えました。
「僕はもっと賢く走り、無理をしすぎないようにするよ。このジャージはプレッシャーにはならないよ。純粋な情熱を与えてくれるのさ。
プレッシャーはトレーニング中に感じるけど、ツールまでにやれることはすべてやって準備するつもりだよ」

情報元: http://www.cyclingnews.com/news/new-french-road-race-champion-barguil-i-thought-about-quitting-cycling/